キング・アーサー ディレクターズ・カット版
キング・アーサー ディレクターズ・カット版
  • アーチスト: クライヴ・オーウェン
  • 発売元: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
  • レーベル: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
  • スタジオ: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
  • メーカー: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
  • 価格: ¥ 2,940
  • 発売日: 2005/01/21
  • 売上ランキング: 20349
  • おすすめ度 3.5


『キング・アーサー』
監督:アントワーン・フークア
出演:クライブ・オーウェン,キーラ・ナイトレイ,ヨアン・グリフィズ

アーサー王と円卓の騎士の物語のベースとなった史実を再現したという大作。
ジェリー・ブラッカイマー製作とあって大作感はありますね。劇場で観た時はクライブ・オーウェンの表情が乏しすぎるせいかカリスマ性が微塵にも感じられず、残念な映画だなーと思ったのですが、DVDでディレクターズ・カット版が出た時に再び観て、改めて残念だなと思い至りました。脇役は魅力的な部分が見え隠れしていて、個人的にはこちらに注意が行ってしまいましたよ。

『ファンタスティック・フォー』Mr.ファンタスティックのヨアン・グリフィズ演じるランスロット、ダニエル・クレイグ版007『カジノ・ロワイヤル』で敵役ル・シッフルを演じたマッツ・ミケルセンのトリスタン、海外ドラマ『ROME』でティトゥス・プッロ役を演じたレイ・スティーヴンソンのダゴネットが今作ではキャラが立っていたかと思います。主役のクライブ・オーウェンは好きな俳優ですが、如何せん地味すぎますね。それとグィネヴィア役のキーラ・ナイトレイも・・・。美人だと思いますが色香が足りない感じがして、後半から寧ろ痛々しくなりましたよ。

クライブ・オーウェンのアーサーはヒーローと言うよりも中間管理職的な立ち位置なので、そのあたりの苦渋さをもっと出せば良かったかも知れませんね。ちょっと居たたまれない役所は相当巧いと思いますので(笑。あまり評価してない感じですが、個人的にはかなり気に入ってます。ディレクターズ・カット版は全体的に冗長している感じもしますが、所々のアクションシーンは時代考証無視ですが、迫力がありハンス・ジマーのスコアが相まってけっこう引き込まれます。

全編ジェリー・ブラッカイマー印のオンパレードですが、監督を務めたアントワーン・フークアの“漢”臭さも漂ってきて見応えはあると思いますよ。
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