debtecinema
好きな映画について、グダグダ語りますので悪しからず
ラベル サスペンス の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル サスペンス の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

「ディナーラッシュ」

Posted In: , . By kazutov sinofsky

ディナーラッシュ ~スペシャル・エディション~ [DVD]
ディナーラッシュ ~スペシャル・エディション~ [DVD]
  • 発売元: ハピネット・ピクチャーズ
  • レーベル: ハピネット・ピクチャーズ
  • スタジオ: ハピネット・ピクチャーズ
  • メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2004/07/10
  • 売上ランキング: 51496
  • おすすめ度 4.5

監督:ボブ・ジラルディ
出演:ダニー・アイエロ、エドアルド・バレリーニ、カーク・アセヴェド
「キッチンより愛を込めて」のコピーが秀逸ですね。
公開されDVDがリリースされてから随分時間が経ちますけど、ずっと食わず嫌い的に観ていませんでした。かなり猛省。もっと早く観ておけば良かった・・・。

NYトライベッカに実在するレストラン「ジジーノ」を舞台にいろいろなエピソードを巧く詰め込んだ感じで、分散しがちなそれぞれのエピソードの主旨がバランス良く保たれているのが良いですね。フロアや厨房を巧く使い分け、臨場感があるのはレストラン「ジジーノ」が監督ボブ・ジラルディがオーナーだからなのでしょうね。見せ方がホントに巧いです。ダニー・アイエロのオーナーはいかにもな感じでこの世界の酸いも甘いも知り尽くした雰囲気を余裕で体現しています。息子ウード役のエドアルド・バレリーニも今までの家庭的なポリシーの店を自分の革新的な技術を打ち出した前衛的な店に変えたいという気負いが端々から感じられます。その親子ふたりを基軸にレストランで働くスタッフや料理を愉しみに来た客それぞれのエピソードが前述した通りバランスが良いので、エピソードが多い映画にありがちな詰め込みすぎて何がしたいのかわからなくなる展開には陥らず、集約されています。

久しぶりに本格的なイタリア料理が食べたくなってきましたよ。

 

「ゾディアック」

Posted In: , . By kazutov sinofsky

ゾディアック 特別版
ゾディアック 特別版
  • 発売元: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • レーベル: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • スタジオ: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • 価格: ¥ 1,500
  • 発売日: 2008/07/09
  • 売上ランキング: 1670
  • おすすめ度 3.5

監督:デヴィッド・フィンチャー
出演:ジェイク・ギレンホール、マーク・ラファロ、ロバート・ダウニー・Jr.
実在の事件を「セブン」、「ファイトクラブ」のデヴィッド・フィンチャーが監督し、「ドニー・ダーコ」や「ブロークバック・マウンテン」のジェイク・ギレンホール、近作ではフェルナンド・メイレレス監督の「ブラインドネス」に出演したマーク・ラファロ、現在公開中の「アイアンマン」「トロピック・サンダー」が好調なロバート・ダウニー・Jr.が主だったキャラクターで出演しています。

デヴィッド・フィンチャーならではの陰鬱とした暗めのトーンで、実際未解決の事件であることから全体的にすっきりしない印象を持ちますね。スマートに解決できる事件では無かった為、グダグダ感があるのは否めないですが、展開自体も中盤以降事実と相まってテンポが悪く感じてしまいました。ただ、今作は実在したゾディアックの行為よりも、彼に翻弄された人間たちに焦点をあてている為、グダグダ感が翻弄されている意味だと捉えた方が良いのかも知れませんね。

事件に20年近く付き合ったのはパズルオタクのジェイク・ギレンホール演じるグレイスミスで、担当刑事だったマーク・ラファロ演じるトースキーや、ロバート・ダウニー・Jr.演じる記者エイブリーも事件から離れ、グレイスミス自身も家庭崩壊の危機に見舞われても事件に執着し続けますが、2004年に未解決のまま捜査終了となり物語自体も平坦なまま終焉を迎えるのが評価が分かれるところですね。もっとドキュメンタリーのテイストを強めた方が個人的には良かったのではと思います。

今作とは関係がありませんが、先日読んだ「チャイルド44」が旧ソ連で実在した連続猟奇殺人に着想を得た物語で近々リドリー・スコットが監督して映画化するそうですが、テーマもですがソ連(ロシア)という寒く暗い環境を映像化するにはデヴィッド・フィンチャーの方が合っているような気がしています・・・。小説の内容自体は凄く面白かったので映画も期待してます。

 

ユージュアル・サスペクツ
ユージュアル・サスペクツ
  • 発売元: パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
  • レーベル: パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
  • スタジオ: パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
  • メーカー: パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
  • 価格: ¥ 1,500
  • 発売日: 2006/09/08
  • 売上ランキング: 1584
  • おすすめ度 4.5

監督:ブライアン・シンガー
出演:スティーヴン・ボールドウィン、ガブリエル・バーン、ケヴィン・スペイシー、ベニチオ・デル・トロ
監督ブライアン・シンガーと俳優ケヴィン・スペイシーを有名にした傑作と言っても過言ではないでしょう。最近はアメコミ作品の監督が多いシンガーですが、90年代はサスペンスが多かったですね。その中でも今作は抜きん出た出来だと思われます。フラッシュバックを多用した展開の為、時間軸がわかりにくいかもしれませんが、その手の手法を使う作品の中では脚本の出来が良い為、わかり易い部類に入ると言えますね。

その出来の良い脚本に芸達者な俳優たちが多数出演している為、非常に良いバランス感覚を生み出しています。唯一わからなかったのはピート・ポスルスウェイト演じる弁護士コバヤシの配役ですかね。劇中彼の事務所がでて「小林」と表記されていますが、どうみてもピート・ポスルスウェイトは日系には見えませんよ(笑)。日系の弁護士にする必然性が感じられなかったのですが、カイザー・ソゼたる人物の右腕という存在ではピート・ポスルスウェイトの存在は確かに良い配役かと思います。

公開から10年以上経っているので、出演者は皆若いのは当然ですけど、ベニチオ・デル・トロの線が細いこと細いこと(笑)。その細さがチンピラ役にピッタリなので笑ってしまいますよ。

今さら思うのが、カイザー・ソゼがガブリエル・バーン演じるキートンやスティーヴン・ボールドウィン演じるマクナマスら5人を集めてヤマをやらせるのに“自ら動く”必要があったのか?と言う部分に引っ掛かっています。今まで幻の存在で居たことがカイザー・ソゼたる人物の存在価値だったのではないかと思うのですが・・・。

 

「フィクサー」

Posted In: , . By kazutov sinofsky

フィクサー
フィクサー
  • 発売元: 東宝
  • レーベル: 東宝
  • スタジオ: 東宝
  • メーカー: 東宝
  • 価格: ¥ 2,953 (26% OFF)
  • 発売日: 2008/09/26
  • 売上ランキング: 265
  • おすすめ度 3.0

監督:トニー・ギルロイ
出演:ジョージ・クルーニー、ティルダ・スウィントン、シドニー・ポラック
原題マイケル・クレイトン。原題に主役の名前がタイトルになる作品は意外と多いですね。「ドニー・ブラスコ(フェイク)」、「ジュリー・マグワイア(ザ・エージェント)」など他にもありますが、日本の市場だと原題ではイメージが付きにくいのか、内容を喚起させるタイトルに変更されているケースが殆どかと。個人的には原題でまったく問題無いのですけどね・・・。

それはともかく今回の「マイケル・クレイトン(フィクサー)」は法律事務所に勤める主人公マイケル・クレイトンが裏の仕事である“もみ消し”を意味する“フィクサー”として同僚が引き起こした訴訟トラブルを処理するため、自身の問題を抱えながらも東奔西走し、やがてはクライアントの大きな陰謀に巻き込まれていく姿をジョージ・クルーニーが加減の効いた演技でみせています。トム・ウィルキンソン演じる同僚の弁護士アーサーが担当するクライアントを敗訴に導く決定的証拠を掴んでしまい、良心の呵責からクライアントに反旗を翻す行為に奔ってしまう。マイケル・クレイトンが事態の収拾に乗り出すが・・・と言う陰謀型ストーリーに単なる正義感や使命感で片付けるのではなく、“フィクサー”ならではの手法でオチを付けるところが良いですね。

マイケル・クレイトン自身もフィクサーという立場に不満を抱き、表舞台である弁護士職への復帰を望んでいるが、シドニー・ポラック演じる法律事務所のボスがマイケル・クレイトンのフィクサーとしての能力の高さを認めている為、復帰は実らないでいる。また親類の借金を背負った為、こちらの解決にも追われていて全体的に燻った心境にあるのが生々しく感じられます。またこの映画で敵対する企業弁護士を演じたティルダ・スウィントンがアカデミー賞助演女優賞を受賞したのも、彼女の独白シーンや次第に追い詰められ焦っていく姿を見ると納得させられますね。自身と企業の姿勢を懸命に保とうとする姿がむしろ思わぬ展開に導いてしまうのが見応えがあります。

今回監督を務めたトニー・ギルロイは「ボーン・アイデンティティ」などのジェイソン・ボーン3部作の脚本を務めた人物でストーリーの立て方は非常に巧いと思います。また製作側でバックを務めたシドニー・ポラックやアンソニー・ミンゲラなどサポート陣容としては豪華ですね。全体的に抑えた印象を持ちますが、その抑制が巧く効いた内容かと思います。繰り返し観るのに耐えうる作品ですね。

 

『デジャヴ』

Posted In: , , . By kazutov sinofsky

デジャヴ
デジャヴ
  • 発売元: ブエナ ビスタ ホーム エンターテイメント
  • レーベル: ブエナ ビスタ ホーム エンターテイメント
  • スタジオ: ブエナ ビスタ ホーム エンターテイメント
  • メーカー: ブエナ ビスタ ホーム エンターテイメント
  • 価格: ¥ 3,072 (23% OFF)
  • 発売日: 2007/08/03
  • 売上ランキング: 2577
  • おすすめ度 4.0


『デジャヴ』
監督:トニー・スコット
出演:デンゼル・ワシントン、ポーラ・パットン、ヴァル・キルマー

故A.J.クィネルの処女作『燃える男』の映画を監督にトニー・スコット、主演をデンゼル・ワシントンに迎え『マイ・ボディーガード』が作られ、今作も同じ監督・主演でサイエンス・フィクション度の高い内容で、トニー・スコットならではの激しいカット割りが炸裂しています(笑。

制約条件があるが画期的な監視システムを駆使して、物語冒頭に起こったフェリー爆破事件のFBIによる捜査に加わったデンゼル・ワシントン演じるATF捜査官ダグ・カーリン。事件で亡くなった被害者たちが川から陸揚げされ、その中でやや離れた場所で発見されたひとりの犠牲者の女性を見てから物語が大きく動き出します。物語にあるふたつの時間軸をつなぎ合わせる展開は非常に斬新で、タイムスリップ要素を新しい視点で捉えた点は凄く面白味がありましたが、後半の展開が個人的には物足りなくて、最後まであの監視システムにこだわって欲しかったですね。ただ、システムを持ち出して犯人を車で追跡するシーンはかなり手に汗を握りましたね。トニー・スコットの面目躍如といったところでしょうか? 

犠牲者クレア・クチヴァー役のポーラ・パットンは別嬪さんですねー。ウィル・スミスとエヴァ・メンデスのラブコメ『最後の恋のはじめ方』で見かけてから気にはなっていましたが、ちょい役ばかりでしたので今作は被害者とは言えヒロインですからねー、大抜擢ではないかと。今後の出演に期待したいです。他の共演はヴァル・キルマーとジム・カヴィーゼル。ヴァル・キルマーのとてもFBI捜査官とは思えない肥えっぷりにはびっくりさせられますね。『HEAT』の頃のシャープさが欲しいですね。ジム・カヴィーゼルは『オーロラの彼方で』の主人公ですね。今作と同様タイムスリップ要素をうまく利用した物語で、この映画も個人的に好きな作品です。他のタイムスリップ要素が強い映画はここ最近では本広克行監督の『サマータイムマシン・ブルース』が秀逸かと思いますが、いかかでしょう?
Blogged with the Flock Browser