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「スモーキング・ハイ」

Posted In: . By kazutov sinofsky

スモーキング・ハイ [DVD]
スモーキング・ハイ [DVD]
  • 発売元: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • レーベル: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • スタジオ: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • 価格: ¥ 3,043 (24% OFF)
  • 発売日: 2009/02/25
  • 売上ランキング: 11037

監督:デヴィッド・ゴードン・グリーン
出演:セス・ローゲン、ジェームズ・フランコ、ダニー・R・マクブライド

原題:PINEAPPLE EXPRESS
スモーキングハイという邦題は確かにわかりやすいですね。セス・ローゲンお得意のマリファナ&ドラッグネタです。ここまで来ると地で行っているのでは?と訝しんでしまいますが、ここは3点セットの下ネタ&ユダヤギャグでバランスを取っています。さらに過去の作品よりもアクション度が高く、ドンパチもあります。セス・ローゲンのハイなキャラはもう意外性も無く、いつものパターン化ですが、ジェームズ・フランコの汚れたキャラはかなり良い感じですね。おバカなキャラに無理がありませんよ(笑

この作品もいつも以上に女っ気がなく、バカ話で大半を占めるのですが、テーマ的に日本では受け入れにくい内容ですね。実際問題として有名な大学でどこもかしこもドラッグ汚染が発覚して騒がれていますが、歴史的土壌が違うのか、舞台ではおバカな展開で終始しています。今作でいちばん気になったのは本編ではなく、映像特典が収録されていない事がショックでしたね。大抵ジャド・アパトー界隈の作品には良くも悪くも豪華な下ネタ系映像特典があるのですが、今回は全くなしでしたね。どうしたのでしょうかソニーピクチャーズさんは?

セス・ローゲンとエヴァン・ゴールドバーグやジェームズ・フランコなどの裏話など非常に面白そうなんですけどね・・・。ダニー・R・マクブライドも然りですが。セス・ローゲンの作品で今後楽しみにしているのはUSで4月10日から公開される「Observe and Report」と「funny people」です。どちらも楽しそうですよ。

 

無ケーカクの命中男/ノックトアップ [DVD]
無ケーカクの命中男/ノックトアップ [DVD]
  • 発売元: ジェネオン エンタテインメント
  • レーベル: ジェネオン エンタテインメント
  • スタジオ: ジェネオン エンタテインメント
  • メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • 価格: ¥ 3,121 (22% OFF)
  • 発売日: 2009/02/06
  • 売上ランキング: 22274
  • おすすめ度 3.0

監督:ジャド・アパトー
出演:セス・ローゲン、キャサリン・ハイグル、ポール・ラッド、レスリー・マン、ジェイソン・シーゲル、ジョナ・ヒル

直球すぎる邦題がなんともトホホな感じですが、コメディですからこんなモンなんでしょうね。原題のKnocked Upだとわかりにくいのかな?

それはともかく、ここ最近お気に入りのジャド・アパトー組というか「フリークス学園」組というか、ジャド・アパトー界隈の作品がとても良いです。その中でもセス・ローゲンが頭がひとつ出ている感じで、今作や以前エントリした「スーパーバッド」などは自分の中では傑作アーカイブ入りです(笑。ジャド・アパトー界隈の作品によく言われるのが、作品の内容が男性よりで語弊があるかも知れませんが、かなり偏向的です。そこが良いんですけどね。別に女性をぞんざいに扱っている訳ではありませんが、主人公をとりまく非モテ環境の本音を意外と丁寧に描いています。

今作は、セス・ローゲン演じるUS版ニート(引きこもりではないから厳密には違うか?)ベン・ストーンの甲斐性無しのダメ男が酔った勢いでクラブで出会った相手と一夜を共にした結果、予期せぬ妊娠を機に自身の成長と相手への愛に目覚めていく物語です。その大まかなテーマの大半がセス・ローゲンお得意のユダヤギャグや、下ネタで構成されています。あとマリファナね。この3点セットは他の作品でもよく見かけます。年がら年中ハイになっているキャラが必ずどこかで出てきますからね。本題に戻すと、そのダメ男に孕まされたのは「幸せになるための27のドレス」や「グレイズ・アナトミー」のキャサリン・ハイグルが演じるアリソン・スコット。TV局の裏方役であるADから、表役であるレポーターに抜擢され、そのお祝いにレスリー・マン演じる姉とクラブへ繰り出した結果、前述した展開に到る次第です。キャサリン・ハイグルの身体を張った演技が良いですね、そこまでやるとは思いませんでしたよ。

ベンの仲間たちが実名で演じているのがなんの違和感も無いのが面白いですね。ジェイソン・シーゲル、ジョナ・ヒル、ジェイ・バルチェル、ビル・ヘイダー(はブレントという役名でしたっけ)などいつもの面々がいつも通りのダメキャラ全開です。こいつら普段でもそうなのか?と思ってしまうほど違和感ありませんよ(笑 くだらない下ネタを含め、この手の作品が受け入れにくい人は多いかもしれませんが、個人的にはオススメです。

映像特典のジャド・アパトーとお目付役のベネット・ミラーの確執(ヤラセ)が見物です。あとはゲロとか出てくるので苦手な方は避けた方が良いかもしれません・・・。

 

スーパーバッド 童貞ウォーズ
スーパーバッド 童貞ウォーズ
  • 発売元: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • レーベル: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • スタジオ: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • 価格: ¥ 1,332 (10% OFF)
  • 発売日: 2008/09/24
  • 売上ランキング: 27617


『スーパーバッド 童貞ウォーズ』
監督:グレッグ・モットーラ
出演:ジョナ・ヒル,マイケル・セラ,セス・ローゲン

おバカな青春コメディ。だけど、ラストはおバカではなく甘酸っぱい記憶が刻まれるかも・・・。

セス・ローゲン関連を漁ってしたときに掘り出した個人的には傑作だと思うコメディです。セス・ローゲンと盟友エヴァン・ゴールドバーグの青春時代をベースに書いた自叙伝的作品との事で、おバカの中にもリアルな青臭いものが散りばめられている点がイイです。なにせ主人公ふたりの名前にセス・ローゲンとエヴァン・ゴールドバーグの名前を使っていますからね。

この作品を多角的に観ても耳目を引く要素が多く、マクラヴィンと警官ふたりとのやり取りだけでも別のおバカ映画が一本撮れるクオリティです。また劇中の音楽やファッションなどは70年代テイストがセンス良く取り入れられてかなり絵的にもバランスが良いのではないかと思いますね。主人公セス(ジョナ・ヒル)の少年時代の芸術には大爆笑しますよ。エンディングに出てくる芸術作品はもう笑いが止まりませんでした。

この作品は劇場公開されなかずビデオスルーになりましたが、単館公開しても良かったのではないでしょうかね? あちらのコメディは日本ウケが悪く、ビデオスルーされることが多いですが、中には公開で『俺たちフィギュアスケーター』のように客受けするものもあるので、ピンポイント的にでもイイから劇場公開してもらいたいですねー。
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リトル・ミス・サンシャイン
リトル・ミス・サンシャイン
  • アーチスト: アビゲイル・ブレスリン
  • 発売元: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • レーベル: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • スタジオ: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 価格: ¥ 2,979 (25% OFF)
  • 発売日: 2007/06/02
  • 売上ランキング: 1724
  • おすすめ度 4.5


『リトル・ミス・サンシャイン』
監督:ジョナサン・デイトン、ヴァレリー・ファリス
出演:グレッグ・キニア、トニ・コレット、スティーヴ・カレル

崩壊寸前家庭の再生を描いた風刺の効いた作品。
グレッグ・キニア演じる独自の成功論を振りかざし、“負け組”を否定する父親やアラン・アーキン演じるいつもラリっている祖父、スティーヴ・カレル演じるゲイで自殺未遂した伯父、ポール・ダノ演じる父親に反発して無口を通す長男、アビゲイル・プレスリン演じるミスコンに挑戦したがる長女、てんでばらばらな家族を孤軍奮闘で支える母親をトニ・コレットが演じています。(トニ・コレットがワタシと同い年だったとは・・・どうでもいいハナシですが)

脚本は新人ながらも2006年度アカデミー脚本賞を受賞したマイケル・アーント。全編皮肉と笑いと感動で綯い交ぜたその力量はとても新人とは思えませんね。とにかくこの脚本のデキの良さが出演俳優のキャラに相乗効果を来たし、どの俳優も活きているのが判ります。なかでもこれまた同年のアカデミー助演男優賞を獲得したアラン・アーキン演じるヘロイン中毒の爺さんが最高で、中盤で孫娘のアビゲイル・プレスリンに語るシーンにはぐっときます。

また『40歳の童貞男』や『エバン・オールマイティ』などで一躍売れっ子になったスティーヴ・カレルが演じる伯父も他の出演作同様“声にならない叫び”をここでも発揮し、本来であれば物語の展開上あまり必要性を感じない伯父というキャラクターを他のキャラクターの持ち味を引き出す触媒役として立ち位置を明確にしているところが見所ですね。とくに冒頭の食事シーンでそのツカミが受け取れ、のっけから爆笑させられます。

この作品のように家族再生がメイン・テーマで、観る者にそのテーマを押し付けさせないスタンスは非常に珍しいかと思いますね。掲げるテーマを押し付けないのは意外と難しいかも知れません。強いて近い作品と言えば、テイストがかなりエッジが効いているかもしれませんが、ウェス・アンダーソン監督の『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』だと思うのですが、いかがでしょう?
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