ユージュアル・サスペクツ
ユージュアル・サスペクツ
  • 発売元: パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
  • レーベル: パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
  • スタジオ: パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
  • メーカー: パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
  • 価格: ¥ 1,500
  • 発売日: 2006/09/08
  • 売上ランキング: 1584
  • おすすめ度 4.5

監督:ブライアン・シンガー
出演:スティーヴン・ボールドウィン、ガブリエル・バーン、ケヴィン・スペイシー、ベニチオ・デル・トロ
監督ブライアン・シンガーと俳優ケヴィン・スペイシーを有名にした傑作と言っても過言ではないでしょう。最近はアメコミ作品の監督が多いシンガーですが、90年代はサスペンスが多かったですね。その中でも今作は抜きん出た出来だと思われます。フラッシュバックを多用した展開の為、時間軸がわかりにくいかもしれませんが、その手の手法を使う作品の中では脚本の出来が良い為、わかり易い部類に入ると言えますね。

その出来の良い脚本に芸達者な俳優たちが多数出演している為、非常に良いバランス感覚を生み出しています。唯一わからなかったのはピート・ポスルスウェイト演じる弁護士コバヤシの配役ですかね。劇中彼の事務所がでて「小林」と表記されていますが、どうみてもピート・ポスルスウェイトは日系には見えませんよ(笑)。日系の弁護士にする必然性が感じられなかったのですが、カイザー・ソゼたる人物の右腕という存在ではピート・ポスルスウェイトの存在は確かに良い配役かと思います。

公開から10年以上経っているので、出演者は皆若いのは当然ですけど、ベニチオ・デル・トロの線が細いこと細いこと(笑)。その細さがチンピラ役にピッタリなので笑ってしまいますよ。

今さら思うのが、カイザー・ソゼがガブリエル・バーン演じるキートンやスティーヴン・ボールドウィン演じるマクナマスら5人を集めてヤマをやらせるのに“自ら動く”必要があったのか?と言う部分に引っ掛かっています。今まで幻の存在で居たことがカイザー・ソゼたる人物の存在価値だったのではないかと思うのですが・・・。